紀州 道成寺
Doujou-ji(Temple)


和歌山県日高郡日高川町にある 道成寺へ
ぶらりと行ってきました。
大宝元年(701年)文武天皇の勅令で建立された
和歌山県最古のお寺です。
文武天皇の后となった「髪長姫(宮子姫)」や、
今昔物語に登場する僧 安珍(あんちん)と清姫(きよひめ)
伝説の舞台であり、それに基づいた歌舞伎「京鹿子娘道成寺」
で有名なお寺です。

4月27日には「鐘供養」が行なわれて賑わいます。



JR紀勢本線(きのくに線)の道成寺駅。道成寺の最寄り駅です。



踏切を渡ります。左は道成寺前駐車場。


左側に見えている お土産屋さん&れすとらん「あんちん」
の黄色いエプロンを付けた方々が参道前にいます。
昼食は後にして、取り敢えず道成寺参拝を急ぎましょう。
石畳の参道の奥に、道成寺の石段と門が見えています。



石段を登った所に境内が広がります。




道成寺の手水。




道成寺の本堂です。
創建当時は法相宗(ほっそうしゅう)で、真言宗を経て
江戸時代に現在の天台宗になりました。


お線香を上げていきましょう。(20円を入れる真知宇君)


おみくじを引いてみました(100円)。
結果は「吉」と出ました。







この中に国宝千手観音像があります。拝観料は600円。


坂田藤十郎さんら、歌舞伎の写真が飾られていて
とてもお寺とは思えないような華やかさです。


右に映っているテレビでは 歌舞伎のビデオを流しています。


ここから先は撮影禁止でした。残念。
この奥に国宝「千手観音像」があります。
鏡と榊もその前にあり、神仏両方が祭られる形式です。
礼拝は三手を打ちますが「パン・・・・パン・パン」というテンポで打つ
ちょっと特殊な参拝方式です。
あとその他たくさんの仏像等があり、それぞれが12干支の守護として
祭られています。ちなみに千手観音様は「ネズミ年」の方々の守護。


また縁起堂でお坊様に「絵とき説法」をしてもらいました。
(これも残念ながら撮影禁止)
「絵とき説法」は、巻物を使った紙芝居のようなものです。
ただ紙芝居のように、一枚一枚ページをめくっていくのではなく、
絵巻物を左右の軸で回して行くものです。
「かみなが姫」と「安珍清姫伝説」をやってくれて、とても面白かったです。




門をくぐって帰ります。


道成寺の石段をくだる。






道成寺の石段のすぐ下にある「松屋本舗」

松屋本舗の上にある髪長姫?の看板。
「紀州道成寺銘菓釣鐘まんじゅう」


やはり釣鐘に由来する商品が多いですね。



和歌山特産のミカンも売ってます。


和歌山特産の梅干し、南高梅(和歌山県南部(みなべ)町産)の産地直売。






御土産屋さん「あんちん」



レストラン安珍。ここでクエ料理を食べていきましょう。


レストランあんちんの階段。
あんちんのお得意さんでしょうか、各旅行会社のプレートが並んでます。


2階に上がってきました。


あんちんの2Fのロビー。


クエ御膳をいただきます。


皿の左下にあるのが、幻の魚、クエ(九絵)。
なかなか手に入らない高級魚です。


これがクエ鍋用の鍋。


女給さんが点火してくれました。


ビールも用意して♪


沸騰してきたのでクエを入れていきます。


なかなか淡白で美味しい白身魚です。


刺身もあります。皿や盛り付け方も良い。




お土産を買っていきましょう。和歌山にはどんな名産品があるのかな?
写真は梅干し。


「梅七味」「梅ごま」「梅小町」「梅抹茶」
やはり梅が多い。
「ゆず羊羹」(写真右の緑色の袋)もありました。
柚子も和歌山の特産です。


「梅そうめん」「梅うどん」まであるのか・・・。
酸っぱい麺なんだろうか。
右は「ゆず 唐辛子」。


梅干し漬け大根、ぬか大根。


那智黒の黒飴。




釣鐘せんべい。


釣鐘まんじゅう、黒あんと白あんの両方が入っています。


レストランで貰った割引券で つりがねまんじゅうを買います。
(1800円→1500円)


「歓迎 安珍清姫物語所縁の地」
その下に(ちょっと小さくて見えにくいですが)
蛇体となって釣鐘を二巻きし、口から火を吐いて
鐘を焼く清姫の絵があります。

左は「ようこそ日高川町へ 心に残る旅をごゆっくり」



日高川の川面(かわも)。
清姫は和歌山県田辺市(60キロ南)から愛する僧 安珍を追って来たものの、
安珍が渡し舟の船頭を丸め込んでいたため船に乗せてもらえません。
清姫は服を脱ぎ捨て蛇体となってこの川を渡りました。
そして道成寺の釣鐘の中へ逃げ込んだ安珍を
釣鐘ごと焼き殺してしまった後は
自らもこの日高川に身を投げて死んでしまいます。

川の向こうに和歌山自動車道が見えます。


日高川町の観光マップ。
土生八幡神社、尊光寺、鈴鹿の滝、かわべ天文公園(川辺天文台)、
和佐の里、丹生神社、紀道神社、御滝神社
などなどの案内あり。
制作は日高川町役場らしい。



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